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楽器好きの間でひそかなブーム! カホン

打楽器のカホンを作ってみた。
音楽好きの間では、けっこう人気が高まっているのだ。

先日のコンサートで共演したバンドのパーカッションの
人が、カホンをたたいていたので見せてもらったら、
自分で作ったと言うので、私も作ってみることにした。


カホン(Cajon)はスペイン語で「箱」と言う意味で、
発祥地のペルーでは2001年に文化財に指定されている。
19世紀に太鼓を禁じられた黒人奴隷が木箱をたたいた
のがルーツらしい。

ペルー式は箱型で、座って股の間から側面を手でたたいて
リズムをとる。
内側に響き線を仕込んでビリビリしたノイズを出すタイプ
もある。

筑波大学付属小学校の音楽教室の椅子はカホンだそうだ。

音楽療法でも、音の大きい和太鼓の代わりに、音の変化を
楽しめるカホンを取り入れるところが増えているらしい。


材料は、18mmの松の集成材、4mmのシナベニヤ、3mmの
プリント合板、直径10mmのアルミ棒、ギターの巻き弦、
スプリング等である。

1. 天井板と底板は300×300mm、側面板は300mm×450mm
  を2枚。
2. 一枚の側面板に直径120mmのサウンドホールをあける。 
3. その4枚を、座っても壊れないように(?)、接着剤
  と木ネジでしっかり組む。
4. ここが大事なところだが、叩き面を貼り付ける上部の
  両端にあたるところに隙間ができるように、コーナーを
  カンナで削っておく。
5. ここで全体をステインで色をつけ、塗装をしておく。
  ついでに、シナベニヤとプリント合板も塗装しておく。
6. 内部の表面板のすぐ裏にあたるところに、アルミ棒と
  ギター弦でノイズ装置(?)を仕込む。
7. スプリング・リバーブも付けはずしできるように仕込む。
8. シナベニヤとプリント合板を本体にネジと接着剤で
  つけるが、上部の両端は隙間をつくるために、接着しない。


写真で穴の部分にぶらさげてあるのは、内部のギター弦を
調律するためのレンチで、ビビリ具合を調整する。

出来上がってたたいてみると、なかなか気持ちよく音も
変化し、ビビリ具合もきまって、大成功!!

これ一台あれば打楽器セットの代わりに使える!

歌手や演奏家のバックでキラリと光るパーカッションを
あやつる、仙道さおりさんの演奏が動画で見られるので、
こちらからどうぞ。

http://www.asahi-mullion.com/column/w-music/050217index.html
 

cahon4-2.jpg


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