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アクロス・ザ・ヴュー

1990年頃にCMで「」という曲が流れていて、それは初めて出会った
沖縄の曲でした。
AXIAというカセットテープのCMでしたが、その頃にはCDのシェアが
カセットと並ぶようになっていて、時代の流れを感じさせます。

おかっぱ頭のモデルさんは「IZUMI」さんでしたが、実際に歌っているのは
おおたか静流」さんで、彼女のソロ歌手デビュー曲でもありました。 
喜納昌吉の代表作でオリジナルの曲名は「すべての人の心に花を」(1980年)。

ある日、レコード(CD)店で「KSANA」(1994年)というインド(?)っぽい
タイトルに惹かれ、よく見てみると「おおたか静流」さんと「加藤みちあき」
さんのユニットとあり、更には不思議楽器オンド・マルトノの原田節さんも
参加しているので買ってみました。
全体的には宇宙を漂うような不思議な雰囲気のCDなのですが、一番気に入った
のが「アクロス・ザ・ヴュー」でした。
https://youtu.be/8JQk1EQIxlI
何となく聞いたことがあるなと思ったら、J-WAVEでよく流れていたんですね。

山梨に越してきてから知り合ったAYUMIさんとコンサートをする時に、この曲を
ギター・シンセサイザーとヴォーカル用に編曲したことがありました。

最近になって、イネイト療法仲間で歌うことが好きなAmandaさんに「こんな曲が
向いているかも」と話したら、ぜひ歌いたいということで、新たに編曲しなおし
ました。
https://youtu.be/cSKrb-A0ujg

ついでに、カリンバ用に編曲。
https://youtu.be/AxcHhU-16Es

更にウクレレ用に編曲。
https://youtu.be/KCHPKRo_EEE

また更にギター用に編曲。
https://youtu.be/yP-uofXa4Us


ただいまマイブーム中です。
I'm addicted to this tune.

ドンドンディンドン〜シュビダデン〜♪

このタイトルだけで判るかな?

この曲はサントリーオールドのテレビCMを手がけるに当たって、
「人間みな兄弟」のタイトルで小林亜星さんが作りました。

この歌を聞くと、当時が思い出されます。
♪Don don din don shubi da don(denに聞こえる)〜♪
スキャットは上智大学教授だったサイラス・モズレーさんで、
これは1974年「顔」というCMです。
https://youtu.be/PAxKJl0u9xw


最近の人はこちらかな?
https://youtu.be/Vu3Xyux4J8E


後に、小林さん自身により日本語の歌詞がつけられ、
このときに「夜がくる」のタイトルがつけられ、
このときの日本語詞バージョンは「マークHAMA」の名で
小林さん自らが歌っています。
https://youtu.be/GQAU9Avd2Ug



友人からの希望があり、私もギター用に編曲してみました。
大ヒット曲(1963年)「ワシントン広場の夜はふけて(Washington Square)」
に似ているという話もあり、後半に採り入れてみました。

TAB譜付きギター楽譜はこちら
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=41361

ARIAの19世紀(風)ギターを使って、酔いどれ気分で(?)
弾いています。
https://youtu.be/v8qJbF-uRLM

ラ・カリファ / 映画音楽

「ラ・カリファ」
この曲を初めて聞いたのはマリンバの三村奈々恵さんのCDで、
なにか懐かしい情緒を感じるなと思ったのです。
早速ダルシマー用に編曲して時々弾いてきました。
https://youtu.be/5H5rN3KXlJA


この曲をテーマ音楽とした映画(1970年)は、凛とした美しさで
人気の女優ロミー・シュナイダー主演、イタリアの労働争議を
テーマに男女の愛をからめたものでしたが、興行的には大失敗作
だったらしいのですが.....曲は最高傑作!?
https://youtu.be/ANkotyIRMg4



作曲者のエンニオ・モリコーネについては前にも記事にしています。
http://koukouya.seesaa.net/article/248692315.html

そこで採り上げたSarah Brightmanのはyoutubeから無くなっているので、
今回は声質が近いNatalia Krishtopetsさんの歌で。
https://youtu.be/U-0DAY4yzD4



けっこうマリンバ好きなので、いろいろ聴いていますが、
三村奈々恵さんの「Gracias」もいい曲だな。
https://youtu.be/uxARtXoAjO0

箏カプリース2016

毎年、私の箏(邦楽)の先生方によるコンサートが松本で
開かれています。
今年も音楽的な発見のある有意義なコンサートを堪能しました。
chirashi.jpg

第一部では秋、春、冬の季節に因んだ曲ということで、曲想も
比較的わかりやすい感じでした。

「秋霖」山本純ノ介 
    二十絃;有賀喜栄 十七絃;渡辺邦子
 前回演奏されたときに、とても気に入ってCDと楽譜を入手したぐらい
 好きな曲です。
CDの高域が強調されたくっきりした音より、このホール独特の豊かな響きで、
 時に音の重なりでモコモコするのですが、それがまた秋霖らしいとも言えます。
 箏のみの演奏では、この組み合わせが音楽表現に一番適していて、2台でも
 複数の箏かと思えることもしばしばです。
 今年はまさに秋霖のために作物の出来がイマイチのところが多いですね、
 それもこの演奏で吹っ切れたかと思います。
 

「萌春」長沢勝俊
    尺八;菅原久仁義 箏;百瀬晴美
 長沢勝俊さんの初期の名曲ですね。 
 あの雅な「春の海」と同じ楽器編成ですが、こちらはまだ雪の残る
 田畑を渡る風のような尺八のソロで始まり、
 特に笛の音色が良く響くこのホールでは、尺八の美しさがより一層堪能できました。
 箏のソロも音色の違いや、速さのコントロールが巧みな美しい演奏でした。
 合奏になってしばらくは、少しずつ雪解け水が流れてくるような落ち着いたリズムから、
 やがてあちこちに花が咲き始め、嬉しそうな鳥の声も聞こえてくるかと思える
 情景が浮かぶ、心地よい明るいリズム感を楽しめました。

   こんな曲です。
   https://youtu.be/Y4y6NPI-kHs

「Snow Falling on the Heart」佐藤容子
     箏;横山まり子 三弦;小澤直子 十七絃;有賀喜栄
 室内楽から邦楽に至るまで美しい作品を作り出している佐藤容子さんですが、
 この曲も日本民族的な要素が現代的な響きの中に取り込まれています。
 イントロの箏はパンフの写真のような情景を導き出すのにピッタリで、
 上行するアルペジオで一瞬の光がさした、と思ったら、雪が降り始め、
 三味線の音は生々しいので雪に抗いながら歩む人間の心を表すようでした。
 箏=自然、三味線=人間、という感じです。
 ドラマチックな掛け合いがスリリングでした。
 映画のラストシーンのように、思いを残す終わり方でした。

第二部は現代作曲家が邦楽作品にも手を染め始めた頃のもので、若干難解(?)。

「茉莉花」牧野由多可
     尺八;菅原久仁義 箏;徳武郁子、小澤直子 十七絃;渡辺邦子
 大学生の頃にFMで聞いて、初めて現代邦楽を認識した曲で、レコードを
 買いました。
 イントロの十七絃が印象に残っていましたが、尺八のソロ部分に導かれた
 掛け合いから、リズミックになっていくまでが、いかにも現代音楽的(?)です。
 リズムにのって展開される部分は和風な趣が加わり、しばし聴き易い...
 後半の尺八ソロも笛の持つ細かい表現力を堪能できました。

  こんな曲です。
  https://youtu.be/G7N7OXDORE8

「三面の箏によるカプリース」湯山昭
   全員の合奏
 @音が外れているかのような始まり方で、いかにも現代音楽という感じですが、
  アルペジオが続くあたりから特殊奏法なども楽しめるようになり、
  最後の方は都会の息苦しさ(?)のように、これでもか!という感じです。
 A現代音楽の作曲家は、どうしてこうも意味のないような(?)旋律を
  連ねることが出来るのかとの思いがするのですが(失礼!)、表現方法の問題なのですね、
  緊張と解放があれば楽しめるのに、緊張ばかり...
  それでも特殊奏法と混濁の推進力は面白かったです。

これからも邦楽の着実な発展を期待しています。
 

ピアソラのオブリヴィオン

「オブリヴィオン (忘却)」はピアソラ(Astor Piazzolla 1921〜1992)が
イタリア映画「エンリコ(アンリ)4世(1984)」の為に作った曲です。
イタリアの名優、マルチェロ・マストロヤンニとクラウディア・カルディナーレが
共演したのですが、映画がヒットせずにテーマ曲の方もまさに”忘れられて”
いました。
https://youtu.be/D2OK4EpV4Iw
その後、カンツォーネ歌手のミルバがフランス語で歌い、広く知られるように
なりました。
https://youtu.be/lzC1kKZGxBg
ミロンガ(milonga)のリズム(8分音符で3+3+2)が特徴的で、過ぎ去りし
愛を偲ぶロマンチックな歌詞です。
http://lapineagile.blog.fc2.com/blog-entry-442.html
私はピアソラの曲の中で、哀愁と情熱を秘めたこの曲が一番のお気に入りです。
ギター用に編曲して、時々弾いています。

「オブリヴィオン Oblivion 」 milonga 1984
Astor Piazzolla

ギター演奏動画
https://youtu.be/OOMw7mf_Duk

ギター楽譜(TAB譜付きPDFファイル)
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=38585

ピアノ配列のカリンバ「ピアリンバ」

カリンバは英語でThumb piano(親指ピアノ)と呼ばれるくらいで、
基本的には両手の親指だけで演奏することが多いのですが、半音付きの
「クロマチック・カリンバ」を売り出した頃から、親指以外の指で演奏する
人がちらほら増えてきました。
https://youtu.be/6a905HQdSs0

確かに半音や和音を弾いたりするには、親指だけでは不便なこともあり、
膝や机の上に楽器を置いて、両手の4〜8本の指で弾くのは理に適っています。

自作のウクレレ「琵琶麗麗」にピエゾ・ピックアップを取り付けたのを
きっかけに、カリンバにも付けたら良いのではと考えました。
生音では、高音部で鍵盤が短いために余韻が無くなるのですが、
アンプでリバーブをかけて補えるのでは、と考えたのです。

そこで「クロマチック・3オクターブ・カリンバ」を開発したのですが、
それを眺めているうちに、またまたひらめき(?)ました。
オプションとして左から右にドレミファソラシと並ぶリニア配列の
タイプも作ることにしたのです。
3octlinear.jpg
そんな頃、ピアニストさんから「ピアノ配列のカリンバを作れますか?」
という問い合わせがあり、試作してみると、結構良い感じなので、
製品化することにしました。

以前にYoutubeで他の人がピアノ配列のカリンバを演奏するのを見ては
いましたが、4オクターブで価格が¥420000と桁違いに高いので驚いた
ことがありました。
夢弦工房は職人ではなく庶民的なクラフトマン(?)ですから、価格は
税抜き¥30000で、「ピアリンバ」と命名。
pialimba1.jpg
クラフト市に出展した時に、小学生の女の子がこれで「猫ふんじゃった」を
弾いたのを見て「これはいける!」と確信。

先週からHPに掲載したのですが、その週末のクラフト市で早くもHPを
見て買いに来たお客様がおり、更に帰宅するとメールで注文が入って
いました。
http://mugen.ehoh.net/secondpage.htm
さすがにネット時代は反応が早いです。
しかし、良く見ていらっしゃるものですね、とても嬉しいです。

これからも皆さんのご要望にお応え出来るように、イネイト健康法で
元気な体を保ち、製作や演奏に励んでいくつもりです。

黄金の国

久しぶりにシタールの音色に心魅かれました。
「Land of gold」Anoushka Shankar
https://youtu.be/JuLDpheL8p0

Hang drumはManu Delago、VocalはAlev Lenz、CelloはCaroline Dale、BassはLarry Grenadier。


インド音楽を世界に広めたシタール奏者ラヴィ・シャンカール
(1920/4/7〜2012/12/11)には、グラミー賞歌手のノラ・ジョーンズ
(1979/3/30〜)とアヌーシュカ(1981/6/9〜)の音楽的才能に
恵まれた二人の娘(異母姉妹)がいます。

もちろん二人も共演しています。
「Traces of you」
https://youtu.be/kEJSWIftX98



アヌーシュカは父親の後継者としてインド伝統音楽に根差しながらも、
他のジャンルの音楽家とも積極的に共演しています。

「Land of gold」は「子どもたちにとって安全で安心な場所」のことと、
アヌーシュカ・シャンカールは言っています。
この歌は難民の窮状に捧げられています。

 鳥たちのように、時期が来たら自由に移動できる世界で、自分の居場所を
 見つけられるように.....彼らに伝えて、わたしも同じ道を歩んできたと。


「Land of gold」と言えば.....
紀元前3世紀に秦の始皇帝に願い出て、不老不死の薬を探しに東に向かった
徐福がたどり着いて住み着いてしまった(?)ところ、そこはまさに、
のちにマルコ・ポーロが呼ぶところの「黄金の国ジパング」だったの
かもしれません。

現在でも菱刈鉱山では良質の金鉱石が採れますし、活断層が入り乱れ(?)
マグマの活動が盛んな日本には、まだまだ金鉱脈があるらしいです。

もし、中国や朝鮮半島で動乱が起きたら、避難民が日本に押し寄せてくる
かもしれませんが、日本人は優しいので親身になって受け入れるでしょう。
その時、日本に余裕が無ければ、現在のヨーロッパの難民問題と同じことが
繰り返されるかもしれません。
つまるところ、難民達は動乱が収まったら帰国して祖国の再建に頑張って
いただき、平和な世界を作っていくのが最善かと思います。
「Land of gold」は心の中にあるのかも.....

ある宇宙飛行士の言葉 ;
 「宇宙へ行くと、最初はみんな自分の国を探す。
  次の日は自分たちがいる大陸を指さす。 
  けれど、その次の日は美しい地球がそこにあることを喜ぶ」


昔よく聴いていたシタールとのコラボ音楽を思い出しました。
David Darlingの「Cycle Song」
https://youtu.be/eA2ozPjk3DQ



Paul Winter Consort の「Ode to a Fillmore dressing room」
https://youtu.be/14ZYDpIDXpI


どちらの曲も耳コピしたな〜。

「あづさ琴」で3.11を追悼

音楽仲間の一人から、こんな楽器が欲しいのだけど、
行こうと思っていた製作教室が人数不足でまだ開けない
ということで、私に作ってくれませんか?と問い合わせが
ありました。
https://youtu.be/wjw3G9n3qXQ
この宗田悠さんは夢弦工房を訪ねてくれて、いくつか
楽器も買ってくれた人です。
自由音楽派ですね、私も時々やります🎵

それは「ゆう琴」という名で、木をくりぬいて作られているようです。
http://kanna.info/you-kin/index.html

特に難しそうな楽器でもなさそうなので、図面を書いて
試作してみることにしました。
フィンランドの「カンテレ」やロシアの「グスリ」に
似た形です。
くりぬけるような大きな木材は持っていないので、
貼り合わせで作りました。
魂を呼び覚ます「あづさ弓」というのがあるのですが、
注文主が魂に響くパフォーマンスをできるように、
「あづさ琴」と名付けました。

15本のナイロン弦は音程が安定するまで時間がかかります。
完成してから1週間たって、だいぶ安定してきたので、
丁度、あの3.11から5年目ということで、追悼の意を込めて
奏でてみました。

「3.11へのエレジー」あづさ琴
"Elegies for the 3.11" AZUSA-KOTO
1. For the mother earth
2. Across the seas

https://youtu.be/7piQPFHznXA


自由音楽派で奏でるには、適当に弾いてもなんとなく音楽に
なる調弦法があり、五音音階を中心にすればいいわけです。
「ゆう琴」も大体それになっていました(1音だけ半音程)。
注文主はご主人がハングを弾くので、それぞれのハングの
音階に合わせるという使い方も出来ると思います。
どんな音楽が生まれるのか、楽しみです🎶



「愛の小路」プーランク

毎月、クロマチック・カリンバ用に新しい楽譜を作りYoutubeに
アップしているのですが、今月はプーランクの「愛の小路」です。


フランシス・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc 1899-1963)
は、「フランス6人組」と呼ばれる作曲家の一人で、エスプリの
効いた旋律に富んだ作風が特徴です。

1940年ドイツ占領下のパリで初演された、ジャン・アヌイ(Jean Aouilh)
の芝居「レオカディアLeocadia」の付随音楽として描かれた9曲のうち、
第三幕で歌われたロマンティックなワルツが「愛の小路」です。
副題は人気歌手・女優だった「イヴォンヌ・プランタンのためのワルツの調べ」。

(ジャン・アヌイの歌詞)

海へと続く小径になおも残る
われらの歩みの散りにし花々
そしてその木々の下にこだまする
われら二人のくもりなき笑い
ああ 幸せの日々より飛び去りし
輝くばかりの喜びよ
もはや辿ることはすまい わが心のうちにそのあとを

我が愛の小径よ
私は変わらずお前を追っている 
失われた道
もはやいないお前
そして鈍く響くお前のこだま
絶望の道よ 思い出の道よ
はじめての日の道よ
すばらしき愛の道よ

いつかそのことを忘れねばならぬ日が来ても
人生が全てを消してしまうとしても
わが心に われらの愛よりも強く
ひとつの思い出が残らんことを
いつかわが身の上にあなたの燃える手を感じ
ふるえ 我を忘れた
その道の思い出が


この曲を初めて聞いたのは波多野睦美さんのものでしたが、
まずはYvonne Printempsさんのから聴いてみましょう。
元々はこんな感じで歌われていたのですね。


シャンソンとしてはかなりポピュラーになっていたこの歌を、
クラシック界に広めたのはこのJessye Normanさんの絶唱(?)が
大いに貢献したと思います。
とにかく濃いです!


今どきのPopな感じだと


カナダの10歳のEmmaちゃんも歌ってます。



カリンバ用にアレンジした後にギター用にも楽譜を作ったのですが、
ふと、これはウクレレでもいけそうと思い、進めてみると.....
なんとか上手く収まりました。

ウクレレ用の楽譜はこちら。
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=33395

カリンバ製作教室&コンサート 秋田&山形


2015/12/9(水)
大宮から山形新幹線で山形へ。 Yさんと一か月ぶりの再会。
「さくらんぼ」ホテルにチェックインして、近くの居酒屋「北海漁舟群」で
Yさんと「鴨鍋」+「鯵のなめろう」夕食しながら、日程の打ち合わせをしました。

12/10(木)
ホテルの朝食はバイキングで、肉以外の選択肢もけっこうありました。
食堂から外を眺めると、近くに邦楽器店の看板が見えたので、訪ねて行って
少し話をしてきました。 二十絃箏を弾く人はいないそうで、残念!

Yさんの車で沖縄料理店「美ら海」で早目の昼食。
限定15食の「美ら海定食」は小皿が10個以上もあって、
視覚的にも美味です。

今日のYさんは和服姿で帯には「桜」の模様が入っています。
それは天童市の「出羽桜美術館」へ行くからなのですね、さすがです。
分館の「斎藤真一 心の美術館」が見たかったのです。
瞽女さんの絵で有名ですが、イタリアや吉原を題材にした作品が
たくさん展示してあり、哀しみをたたえた独特の美しさを堪能
できました。
本館の方は先代の社長さんが集めてきた陶磁器や工芸品が展示して
あります。
本館は明治後期の伝統的日本家屋、分館は大正初期の蔵を使って
いますので、建物自体も趣がありました。

すぐ近くに「旧東村山郡役所資料館」があり、「天童織田藩と
女たち展」が開かれていました。
明治時代に建てられたものですが、復元工事できれいに整備されて
います。
休憩室には無料のコーヒーがあり、足踏み式オルガンも弾くことが
できました。
明日は秋田へ行くので、早めにホテルに帰り、近くの割烹着姿の
おばさまが一人で切り盛りしている居酒屋で「ホッケ定食」夕食。

12/11(金)
Yさんの車で秋田へ。 高速道は仙台経由で遠回りなので、ひたすら
13号線を北上。 雨模様なので風景が霞んでいます。
食事休憩をはさんで6時間ほどで秋田に到着。
まだ時間があるので「秋田県立美術館」へ。
見たかった藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」には感動しました。

「秋田美術作家協会展」も開かれていて、中には面白い作品も
ありましたが、Yさんはその雑駁感に疲れちゃったみたいでした。
アパ・ホテルにチェックインしてから、夕食を取ろうと探し回って
見つけた台湾料理店「鳳仙閣」では、またまた2食分ぐらい食べてしまった。 
レジで「チーパオラ」と言ったら笑顔が帰ってきました。
「ホゥチャー(好呷)」の方が良かったかな。

会場の「Fantazia Coffee Works」へ、なかなかいい感じのお店です。
19時から「カリンバ製作教室」開始。
2時間ほどで皆さんの調律が終わったので、コンサートを開始。
最初はカリンバで「主よ、人の望みの喜びよ」「花は咲く」、
続いて竹の音具の紹介と、竹笛で「聖者の行進」「コンドルは飛んでゆく」
「見上げてごらん夜の星を」、最後はウクレレで「戦場のメリークリスマス」
を演奏しました。

秋田でこのような会を企画してくださった堀坂さん、藤岡君ほかの
皆さん、ありがとうございました。
募集期間が短いにもかかわらず、こんなに集まるなんて、秋田の人の
乗り(?)に感動しました。
https://www.facebook.com/events/1066188406754125/

12/12(土)
Yさんの車で山形へ。
途中の道の駅でブランチ、またまた2食分ぐらい食べてしまったけど、
朝抜きだからまあいいか。
そこでふと見つけた「豆腐カステラ」、珍しいので今日のお土産にしました。
後で調べたら秋田南部の郷土菓子だそうで、いつか作ってみたいと思います。

山形に着き、「遊学館」で留学生たちによる「多文化交流コンサート」
少し見学、毎年開かれているのですね、山形がうらやましい。

山形でのカリンバ製作教室の会場は、前回も訪問した社会福祉法人
「わたしの会社」の施設長である遠藤さんのご自宅です。
古民家に住んでおられて、「TEAM毎週末みんなで山形」という、3.11の
福島からの避難家族たちを援助する活動をされています。
今回の教室の対象者もその家族の方々が中心です。
秋田では「2オクターブ・カリンバ」でしたが、こちらはより簡単な
「10音カリンバ」です。
出来上がったら、音階練習で「ドシラソファミレド」と弾いてもらい、
そのまま「もろびとこぞりて」のメロディーになっていることを話すと、
一斉に練習が始まりました。

製作の後は皆さんが準備した楽しい夕食で、手作りのケーキまで登場、
大勢の食事も楽しいものです。
コンサートでは秋田より時間に余裕があるので、ウクレレでクリスマスソングも
演奏しました。 アンコールの声に答えて「虹の彼方」をカリンバで。

その晩は泊めていただきましたが、寒い部屋でも湯たんぽの温かさが心地よい眠りに。

12/13(日)
「遊学館」の図書館でYさんと待ち合わせ、「まなび館」のDom cafeでランチ。
初めて食べた「どんどん焼き」は山形のソウルフードらしいです。
そのあと「まなび館」の教室を借りて、Yさんと新しい布製品の研究。
夕方、Yさんの車で「楽器店」「癒しの美容室」「土産物店」「くだものうつわ」さん
などを巡り、ラスクで大きくなった会社「Cybele」のイタリアン・レストランで夕食。
またまた2食分ぐらいあったので、少し持ち帰り、明日の朝食に。
最後は「珈琲舎」でゆったり過ごしてから、ホテルに帰りました。

12/14(月)
朝9:03の新幹線で大宮まで向かい、川口市の親類の家に帰りました。

今回、秋田や山形でカリンバ製作教室にかかわってくれた皆さん、
そしていつもお付き合いいただいているYさん、ありがとうございました。

ホワイト・クリスマス

師走に入り聞こえてくるのがクリスマスソング、中でもビング・クロスビーが歌う
「ホワイト・クリスマス」は世界で最もよく売れた(5000万枚!)シングルだと言われてます。

1941年のクリスマスにラジオで歌ったのが最初とされますが、
1942年にはアカデミー歌曲賞を受賞しています。
1954年にはクロスビー自身が主演したミュージカル映画「ホワイト・クリスマス」が
放映され大ヒットしました。

作詞・作曲のアーヴィング・バーリン(Irving Berlin、1888/5/11-1989/9/22)は
楽譜の読み書きができなかったので、専属の採譜者に記録させていたそうで、
生涯に作った楽曲の数は3000以上! 
ガーシュウィンは彼を「アメリカのシューベルト」と呼んで称えました。

彼の次の代表曲は第二のアメリカ国家「God Bless America」ですね。
https://youtu.be/Vmc-pEyUHTs

「ホワイト・クリスマス」は私もダルシマーで弾いていますが、
12月しか弾く機会が無い珍しいレパートリーですので、
1か月後には忘れてしまい、いつも12月に入って慌てて
復習するはめに。


今年はクロマチック・カリンバ用にもアレンジしました。


みなさん、メリークリスマス!

二十五絃箏のための作曲:「古之森」三章

7/28に二十絃箏Potpourriコンサートが松本のハーモニーホールで
開かれました。 17年目になるそうです。
今回は私の作った曲も演奏されました。
hall3.jpg
プログラムは、
1.オルガン組曲集より(J.S.Bach)
 BWV 583
BWV 528/2
  二十絃箏;有賀喜栄、渡辺邦子
  十七絃箏;田中静子
  
 バッハの対位法的な旋律は、こうして三台の箏で演奏されると
 とても明瞭さが際立ちます。
 オルガンは持続音で強弱が段階的なので少し単純な音色に
 聞こえますが、箏はバッハが愛好したと言われるクラヴィコードの
 ように音の強弱と揺れを表現出来るので、キリスト教(天国?)の
 神々しさよりも人間の儚さを感じさせます。

2.しろとみ(川崎絵都夫)
  二十絃箏;柳澤朝江
  尺八;渡辺淳

  英語のWhite-outにあたる言葉だそうですが、札幌に住んでいたころに
  まさにそれに遭遇しました。
  国道を運転中でしたから、何も見えない中、止まっても追突されそうだし、
  仕方なくスピードを落としながら、吹雪が通り過ぎるのを待ちました。
  ほんの数十秒間でしたが、恐怖の時間でした。

  尺八は情景を表すのが本当に適した楽器で、豊かな音で見事な演奏でした。
  箏が小さな音から段々リズムに乗って重なってくるところがスリリングです。
  箏のフリーな独奏部分も合奏部分も形式的ではなくて、リズムが自由で
  自然な対話のようで、あんな風に作れたらいいな、と思うほどでした。

  この曲はYoutubeにはありませんが、同じ作曲家の
  「時の旅人」と言う3楽章の組曲がアップされていて、
  判りやすい映像的な曲想が気に入りました。参考になります。
  https://youtu.be/qR4eFpvxiJQ
  https://youtu.be/MRHCxc43JrI
  https://youtu.be/cTott31SRNE

3.「古(いにしえ)之森」三章(登本貴夫)
  二十五絃箏;渡辺邦子
  十七絃箏;有賀喜栄 
 @夜のしじま 
   平安時代に「しじま遊び」というものがあり、どれだけ黙っていられるかを
   競うのです。 沈黙することで聞こえてくるものとは?


 A森に還る
   万物は最終的に土に還ると言われていますが、永遠に続く生命に希望を
   託し、小さな芽から森に育っていくように祈りを込めました。

 B天つ風
    [天津風(あまつかぜ) 雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ
    をとめの姿 しばしとどめむ] 百人一首の十二番歌。
    作者の僧正遍照(昭)(816〜890)が出家する前の「深草少将」と
    呼ばれた頃の歌で、小野小町との恋物語を残した人でもあります。
    
    現代語訳では「天を吹く風よ、天女たちが帰っていく雲の中の通り道を
    吹き閉ざしてくれ。乙女たちの美しい舞姿を、もうしばらく地上に
    留めておきたいのだ。」とされていますが、真意は「平和で雅な
    国風文化を守るために、遣唐使の道を閉じよ。」と、時代を詠んだ
    ものでもあるそうです。

   名演奏家の手にかかると、どんな曲も一流(?)に聞こえてくるのが
   凄いです。
   最初は独奏曲でしたが、要望で二重奏にしたことで確かに重厚な
   感じになりました。

   この曲を作ったときのことは前にブログ記事にしています。

4.細雪を想い...(マーティン・リーガン)
  二十五絃箏;田中静子
  三絃;有賀喜栄

  三木稔さんに師事していただけあって、見事に邦楽器を使って
  西洋作曲技法と融合させています。

最初の楽章が情緒があって良い感じでしたが、川崎作品と
  比べるとリズムが西洋的だなと分かります。
  第二楽章は十三絃のような和風音型が日本情緒を醸し出していて、
  この楽章から書き始めたのかなと思わせます。
  最後の楽章は三味線パートがしゃべり過ぎ(?)なくらい賑やかで、
  マーティーさんは豪雪を表現したかったのかと思いましたが、
  解説にあった「春のエネルギー」の爆発ですね。
  この曲の音源の一部を聴くことができます。
   
5.樹冠(長沢勝俊)
  尺八;渡辺淳
  二十絃箏;渡辺邦子、唐澤博子、田中静子、柳澤朝江
  十七絃箏;有賀喜栄

  もう言うことなしの名曲、手の内に入った名演奏です。
  フランス印象派を感じさせる尺八のイントロから、リズム的な
  面白さ満載の箏パート、西洋人には苦手な伸縮自在の部分も、
  さすが日本人ですね、バッチリ決まっています。
  Youtubeにも他の演奏家のものがあります。
  
* アンコールはいつもの「浜辺の歌」(成田為三)。
 今年も素敵な演奏が聴けたなと、しみじみ感じる時間です。

なかなか聞く機会が少ないけれども、素晴らしい邦楽の世界を
再発見させるための、先生方の御活躍を楽しみにしています。

シェルブールの雨傘

日本列島も梅雨入りして、雨傘を楽しむ(?)時期になりました。

「シェルブールの雨傘(Les Parapluies de Cherbourg)」は
カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した1964年のフランス映画です。
東京オリンピックが開かれた年ですね。

すべてのセリフが歌になっている画期的な映画でした。
監督・脚本はジャック・ドゥミ(Jacques Démy)、
音楽はミシェル・ルグラン(Michel Legrand)です。



ジュヌヴィエーヴ役はカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve,
1943年10月22日 - )、ギィ役はニーノ・カステルヌオーヴォ
(Nino Castelnuovo、1936年10月28日 - )。

歌は吹き替えで、ダニエル・リカーリ(Danielle Licari、
1943年11月11日-)とジョゼ・バルテル (José Bartel)でした。

ダニエル・リカーリと言えば、1970年に「ふたりの天使
(Concerto pour une voix)」が大ヒットし、私もレコードを買いました。
サン・プルー(Saint-Preux)作曲。



カトリーヌ・ドヌーヴさんはどんな声かと言いますと、
2010年に「しあわせの雨傘 Potiche」という映画で
夫が倒れ雨傘工場の経営者になる役なのですが、
ラストシーンで「C'est beau la vie」と言う歌を
歌っています。 まさに「人生は美しい」です。


「シェルブールの雨傘」のテーマ曲はScott Walkerが
「I will wait for you」の英語詞で歌っていて、
レコードを買って覚えたものです。


私も歌い.....ませんが、クロマチック・カリンバ用に
楽譜を作りました。
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=29688
参考演奏動画はこちらです。(ヴァーチャル音源です)

カリンバで「ジムノペディ第1番」

「ジムノペディ」(Gymnopédies) は、エリック・サティ(Erik Satie 
1866/5/17-1925/7/1)が
1888年に作曲したピアノ独奏曲です。
今でこそ有名な曲ですが、私が大学生の頃にFMで聴いて、楽譜を探した
思い出があります。 
当時はレコードもアルド・チッコリーニのぐらいしか無くて、
他の曲の斬新さ(?)にびっくりしたものですがく〜(落胆した顔)
楽譜はまだ著作権が切れていなかったので、フランス版しかありません
でしたが、あまりピアノを弾けない私にとって、貴重なレパートリーに
なったものでするんるん
(「グノシエンヌ(Gnossiennes)」の第1番もよく弾いてました。)

第1番から第3番までの3曲で構成されていますが、それぞれに指示があり、
第1番は「ゆっくりと苦しみをもって」(Lent et douloureux)とあって、
当時、仏和辞典で調べて「苦しみ???」なの?と不思議に思った
ものです。

ウィキペディアによると、
『ジムノペディ』とは、青少年を大勢集めて全裸にして踊らせて、
古代ギリシアのアポロンやバッカスなどの神々をたたえる
「ジムノペディア(古代ギリシア語: Γυμνοπαιδίαι、
ギュムノパイディア)」という祭典に由来しており、サティは
この祭りの様を描いた古代の壺を見て曲想を得たといわれる。
また、一説には彼が愛読してやまなかったギュスターヴ・
フローベールの『サランボー』からインスピレーションを得て
作曲したとも言われている。

ということで、今回、クロマチック・カリンバ用にアレンジするに
あたって、親指奏法(左右の親指だけで弾く)ではなく、三本指奏法
(両手の人差し指、中指、薬指で弾く)を採用することにしました。

最近は、アレンジ譜に基づいたバーチャル音源を動画に仕立て、
Youtubeにアップしていて、古代の壺やミュシャの「サランボー」の
写真などで構成してみました。

動画
https://youtu.be/668JINSJR-g


楽譜
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=29050

3オクターブ・カリンバへの道

これまで作ってきたカリンバの種類を振り返ってみると、
最初は釘を叩いて平たくした鍵盤をヒョウタンの胴体に
取り付けたものでした。
1985年頃、当時住んでいた札幌近郊でヒョウタンを作っている人が
いると新聞記事で知り、訪ねて行って譲っていただいたのです。
完成した最初のカリンバは「お孫さんにどうぞ」と言って、
そのおじさんに差し上げました。

ヒョウタンは形がまちまちなので規格品(?)が作れないため、
しばらくは自分用しか作っていなかったのですが、やがて人に
頼まれるようになり、木箱で作り始めました。
鍵盤はステンレスバネ線を先だけ叩いて平たくして使っていました。

1990年代にクラフト市に出展するようになると、カリンバを
作っている人もいて、いろいろ参考になりましたが、皆さん
形やデザインに凝っている感じでした。
それよりは曲を弾きたいとの思いから音域を増やそうとした
のですが、横に幅広くなってしまうので2段にすることを思いつき
「2オクターブ・カリンバ」が生まれました。
それでお客様に「このカリンバは2オクターブあるので色々な
曲が弾けますよ}と言うと、「半音は?」と聞いてくることも
あり、「2オクターブ・カリンバ(2半音付き)」に改良。
その頃(2000年代)には鍵盤も焼き入れリボンを使うように
なっていて、疲れるハンマー仕事から解放されました。
small3octyokokara_FotoSketcher.jpg
ある友人が東京に引っ越すことになり「アパートでも弾ける
音の小さい板状のカリンバで、半音が全部ついているのが
出来ないかな?」ということで、試作して出来上がったのが
「半音付きカリンバ」でした。
そして、板を共鳴箱にして作り上げたのが「クロマチック・
カリンバ」で、2008年の2月のことでした。
鍵盤の材質上、鳴りやすい音域が低いFから高いf’あたり
だったので、F(ヘ長調)の2オクターブに設定、そのため
楽譜は五線譜ではなく「ドレミ〜」で記譜することにしました。
移動ドという考え方です。

そのうち「ドレミ〜」記譜法では煩わしく(?)なり、なんとか
C(ハ長調)で作れないかと試行錯誤することになります。
しかし、Fより低いCから2オクターブだと低音部が倍音が強く
聞こえて音程感がイマイチ、Fより高いcから2オクターブだと
高音部がペンペンした音になってイマイチ.....
ある日ふと思いついたのが、音域をド(C)からド’(c')ではなく、
ファ(F)からファ’(f')にすれば良いのではということでした。
small3octshitakara_FotoSketcher.jpg
しかし、どうせ新製品とするならもう少し音域を広げようと、
少し無理をして(?)低いミ(E)から高いラ(a')に設定。
それで完成したのが現在の「クロマチック・カリンバ(C)」です。
2014年3月のことでした。
楽譜も五線譜が使えるようになり、「同人音楽の森」という
サイトで私のアレンジ楽譜も販売できるようになりました。

もうこれが究極のモデルかな、と思っていたのですが、前に
試作したC〜c'のタイプを触っている(?)うちに、鍵盤が短かい
ゆえに高音部の余韻が無いのは、アンプを通してリバーブを
かければ良いのでは、と閃きます。
最初は現在の「クロマチック・カリンバ(C)」のように2段鍵盤で
並びを考えたのですが、横幅が広くなり半音の位置も複雑に.....
それを試作する前にふと思いついたのが、全音部と半音部の駒を
分けることでした。
small3octaveKarin_FotoSketcher.jpg
そして試作したのがこの「クロマチック・3オクターブ・カリンバ(C)」
です。
アンプはMicrocubeにつないでリバーブをかけています。

鍵盤の並び方と段差、ピエゾ・ピックアップの位置がポイント
(企業秘密?)です。
ポータブルなカリンバとしては、これぞ究極かな?
製品としては来月から受注製作する予定です。





「ダッタン人の踊り」

「ダッタン人の踊り(韃靼人の踊り)」

毎月1曲、クロマチック・カリンバ用のアレンジを「同人音楽の森」
というサイトに載せているのですが、2015年1月は「ダッタン人の踊り
を採り上げてみました。


アレクサンドル・ボロディン(ロシア)が作曲したオペラ『イーゴリ公』の
第2幕の曲で、クラシック音楽でも人気曲です。
中世ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』を題材に、東スラブ人であるイーゴリ・
スヴャトスラヴィチ公の勇壮な戦いを描いた序幕付き4幕からなるオペラです。

この中でで扱われている民族は歴史的には「韃靼人」ではなく
「ポロヴェツ人」と呼ぶ方がよりふさわしいらしく、英語の題名は
"Polovtsian Dance"になっています。


「ロシアNOW」というサイトを見てみると、こんな記事が目に入りました。(抄訳)
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[アレクサンドル・ボロディン作のオペラ『イーゴリ公』を描いた最高のスケッチ]
2013年11月24日 ダリア・ドーニナ

ロシア人作曲家アレクサンドル・ボロディンは、1833年11月12日に
サンクトペテルブルクで生まれた。
彼の最も著名なオペラ『イーゴリ公』には18年以上の歳月をかけたが、
1887年の彼の突然死により、同作は、彼の友人で同じく作曲家である
ニコライ・リムスキー=コルサコフとアレクサンドル・グラズノフの手により、
3年の歳月をかけて完成された。
このオペラは1890年にマリンスキー劇場で初演された。

1914年、このオペラは、ニコライ・リョーリフによるスケッチをもとに装飾が施され、
完成作品としてロンドンで初演された。
リョーリフの他にも、コンスタンチン・コローヴィン、イヴァン・ビリビンといった
著名な画家たちが、このオペラの衣装や装飾のためのスケッチを提供した。
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そこで「ニコライ・リョーリフ」を調べてみると、ストラビンスキーの「春の祭典」の
美術をてがけた「ニコライ・レーリヒ(ドイツ語読み)」のことでした。
彼については30年ぐらい前に、確か「ヒマラヤの画家」というタイトルで
TVで紹介され、興味を持ったので「ヒマラヤに魅せられたひと/ニコライ・レーリヒ
の生涯」(加藤 九祚)という本を購入していました。
加藤九祚さんはシベリア抑留体験をもつ有名な人類・考古学者で、TV番組で
ウズベキスタンが採り上げられたときに、現地で発掘を続ける、1922年生まれとは
思えない元気な姿を拝見したことがあります。


久しぶりに思い出したニコライ・レーリヒの絵を使って、動画を作ってみました。
http://youtu.be/2IUJnaNkhpc






イクスピアリ「ロマンチック・キャンドル・ナイト」

12/23にディズニーランドのイクスピアリで演奏をしてきました。
池にキャンドルを浮かべて、音楽も聴いていただくというイベントです。
天皇陛下誕生日の祝日で高速道路もすいていたので、中央道〜首都高〜ベイブリッジを
通り3時間ほどで到着。
案内板はしっかりと用意されていました。
ikspiari1.jpg
音響やキャンドルを浮かべる準備に意外と時間がかかり、見学(?)をするゆとりは
全くありませんでした。
日が暮れて、近くの広場でプロジェクション・マッピングが終わると、
ドッと人が流れてきました。
皆さん、幻想的な風景に感動して写真に収めていたのは、嬉しい光景でした。
ikspiari2.jpg
演奏はクリスマス・ソング、即興演奏、DJを中心に2ステージ行ないましたが、
やはりこの時期の屋外は寒い! 指が動きませ〜んふらふら
当日の演奏は録音していないので、その打ち合わせセッションから。
http://youtu.be/t1SorJGmA_g

終了後2時間かけて後片付けをして、みんなで夜食をとり、ホテルに着いたのは
真夜中の2時でした。 
翌朝8時半に出発して、談合坂SAでブランチをとり、昼の12時半に
帰り着きました。
華やかな場所ですが、その裏側も見られて勉強に(?)なりました。



「麦の唄」フリーソフトだけで演奏動画を作る

「同人音楽の森」というサイトで、私がアレンジした楽譜を
販売しているのですが、参考動画も添付できるのが便利です。
購入予定の人もその動画を判断材料に出来るわけです。

楽譜制作は、ウクレレやギター用には「Power Tab Editor」、
クロマチック・カリンバ用には「Muse Score」という
フリー・ソフトを使っています。

ウクレレやギターは少し練習すれば演奏動画を撮れるのですが、
カリンバの方はすぐには弾けないので、楽譜制作ソフトに
付いているバーチャル音源と、写真を使って、動画を作成する
ことにしました。
作成した楽譜にしたがってKalimbaのバーチャル音源で鳴ってくれる
のでするんるん

その音源を「prec.」で録音し、「Sound Engine Free」で少し
調整します。 その曲の演奏時間をメモしておきます。

「ムービーメーカー」を使って、演奏時間に合うように
何枚か写真を貼り付け合成します。

出来た動画はそのままYoutubeにアップ出来ますが、
flvファイルにしたほうがアップ時間が短くて済むので、
「Freemake Video Converter」でファイル変換をします。


今回作ったのはNHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌の
「麦の唄」です。
バーチャル音源なので単調ですが、まあいいでしょう。

「麦の唄」作詞作曲;中島みゆき
http://youtu.be/wXhbviKgipI


カリンバ楽譜はこちらです。
(ギターで弾くことも可能です)
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=25517

"Baby Taylor" Guitarは掘り出し物かも(?)

今年の1月に買った"Baby Taylor"ですが、縁のパーフリングも
無くてノッペリ(?)しているので、ピックガードを貼って
みました。
Taylor純正のは¥2000以上するし、形も当たり前(?)なので、
前に自作のバリトン・ウクレレに使ったシートの残りを、
Gibson風の形に切り抜いて作ってみました。

普段弾いているクラシック・ギターの指板の幅は50mmなのですが、
この"Baby Taylor"は43mmしかありません。
つい指が違う弦を押さえて(弾いて)しまいます。

それでもこれが気に入っているのは、弦長が短い(578mm)ので
スチール弦でも張力が弱くて弾きやすいからです。
普通は630mm〜650mmですからね、そのアコギも持ってますが。
ナイロン弦には無い余韻と迫力も魅力です。
ボディは薄いのですが、ラウンドバックなので音の響きが
イイ感じです。

このところ、「琵琶麗麗」というバリトン・ウクレレを作って
弾いているのですが、それもスチール弦にしたので
指がだんだん慣れてきたこともあり、クラシックを弾いたりも
しています。


私のはピックアップ付きなのですが、生で録ってみました。
「エル・コジータ」はアルゼンチンの至宝、ユパンキが弾いていた
曲で、作曲のPablo del Cerroはユパンキ自身とも夫人とも
言われています。
題名はアルゼンチン北部の先住民「コージャ族の子」の意味です。

El Coyita---Homenagem a Atahualpa Yupanqui / Pablo del Cerro
http://youtu.be/O34z_h2H3OQ


こちらはユパンキの演奏。
http://youtu.be/l-z6l0Y5sbc




3/4サイズでトラベル・ギターと呼ばれる種類ですが、
なかなか侮れない存在です。
私のはスプルース・トップですが、マホガニー・トップのも
売られています。
背負えるギグ・バッグも付いていて、お薦めのギターです。




パンフルート(パンパイプ)に魅せられて

前回の記事に書いたように、8月24日に、アメリカ、韓国、
台湾からの演奏者を招いての、「オカリナ・グランド・ナイト」
という国際イベントを聴きに行ったのですが、プログラムには
無い特別出演で、韓国講師連盟の会長ホン先生が演奏しました。
あちらでは「パンフルート・オカリナ協会」の会長さんでも
あるそうで、オカリナではなくパンフルートを演奏したのです。

オカリナの音はそのシンプルさに特徴があるわけですが、
それに比べるとパンフルートははるかに微妙な表現力があり、
ホン会長の演奏は聴衆の心を捉えたようで、休憩時間の
ロビーではプラスチック製のパンフルートの前が人だかりに
なっていました。
私が吹いていると、オカリナしか吹けない人は音の出し方が
判らないようで、質問攻めにあいました。exclamation&question
価格が¥20000以上ということで、皆さんあきらめ顔でしたが。

その後、パンフルートの動画をよく見るようになりました。
この楽器を世界に知らしめたのはルーマニアのZamfirで、
彼のヒット曲「ロマーナの祈り=Einsamer Hirte =
The Lonely Shepherd」
http://youtu.be/dJByeRX004M


ルーマニアでは子供でもこの「ひばり」を吹いてしまう
という話を聞いたことがあります。
http://youtu.be/W2QuZbPe8iE


こんな頃から吹いているんでしょうね。
http://youtu.be/GrsSKpBC1l0



日本ではアウロス(トヤマ楽器)が昔(?)プラスチックのを
作っていたと思いますが、韓国では複数のメーカーが竹で
作っているようです。
http://www.loboimport.jp/subpanflute.html

中国でもいろいろ作られています。
http://paixiao.taobao.com/index.htm?spm=a1z10.4.w5002-2997284554.2.XIX10z

私も1982年1月4日に銀座の十字屋で買ったフランス製(CAMAC)?
の15管のを持っているのですが、B♭管だったのでC管に直して
吹いています。
それも¥20000でした。
panpipe15.jpg

数年前にウクライナのDenis Klimovと言う人からメールがあり、
「夢弦工房のホームページにある排簫(はいしょう)の写真を
著作に使わせて欲しい」ということでした。
彼の出版した"Panflute:Instrument and Playing Techniques"は
とても詳しくて独習者には最適の本です。
https://www.facebook.com/panflutes

その本の中には、どんなパンフルートが良いのかという項目も
あり、推薦されていたMarek Tesluk(ポーランド)のを新しく
買うことにしました。
http://www.gibonus.com/

Concertという種類の、木製(楓)で美しいインレイが施された
ものを選びました。 22管で3オクターブです。
中の栓を動かすことで違う音に調律することも出来ます。

ディーラーであるアメリカのこの店にメールで質問したら、
すぐに電話がかかってきて驚きましたが、在庫がないので
2週間ぐらいかかることと、価格は$225で送料が$30との
ことで、注文することにしました。
Pay-palを使って支払完了。
http://pan-flute.com/home.html

このBrad Whiteさんはホノルルに住んでいるので、ハワイから
送られてくるのかと思ったら、はるばるフロリダからでした。
First-Class Package International Service で送ったと
言うので、1週間ぐらいで着くかな?と思ったら、なんと
フロリダ州のOCALAというところからMIAMIまで9日間も
かかり、そこから4日間でうちに着きました。
フロリダ州がバカデカイのか、日本が小さいのか?
hakonaka2.jpg

到着した荷物の中にはパンフルートと説明書、Bradさんに
よる吹き方や歴史のDVD、そして演奏CDが入っていました。
panpipedvdcd.jpg

これを見ると、私も頑張らなくてはと思います。
http://youtu.be/CQgp-w-TXjQ