の一日でした。
なでしこジャパン! 優勝おめでとうございます。
貴女たちは日本の誇り、真の大和撫子です。

決勝戦で前半を見ている限りでは、アメリカの圧倒的な
パワーに支配されていたのですが、後半になって疲れの
見えるアメリカに対し、あきらめない日本の底力が発揮され
てきましたね。
けして恵まれているとは言えない仕事環境の中で、
「サッカーが好き!」だからやっている気持ちが、
PK戦の前の笑顔に表れていました。
今大会で日本が戦った6試合の支配率は、
ニュージーランド戦が61%、メキシコ戦が56%、
敗れたイングランド戦も55%、準々決勝ドイツ戦が54%、
準決勝スウェーデン戦が60%、決勝のアメリカ戦が53%。
参加国で唯一全試合50%超えを記録し、平均支配率は
56.5%だった。
ということで、優勝も奇跡ではなく実力だと言えます。
ここで選手たちの、心に残るコメントをとりあげてみます。
北京オリンピックのときは3位決定戦に敗れた時は
「ここまでこられて幸せだった」とコメントしていましたが、
今回は大会前から、指揮官やなでしこたちがそろって
繰り返した言葉が「今、このメンバーで勝てなかったら
いつ勝てる?」でした。
決勝で敗れた米国のキーパー、ホープ・ソロ選手は
「わたしたちは偉大なチームに敗れた」とコメント。
また、「何か大きな力が日本に味方していたと感じた」とし、
「勝ちたかったけれど、他のチームが優勝するなら
日本が良かった」と述べました。
日本がスウェーデンを破った13日には、
「私は心情的には日本を応援している。
彼女たちの国にはいろいろあったからだ。
心情的にはみなが考える優勝の本命なんだと思う」
と語っていました。

外国の人たちにも感動を与えた「なでしこジャパン」
の姿が嬉しいですね。
なでしこジャパン 2011年FIFA女子W杯優勝と
中国の反応
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0719&f=national_0719_031.shtml
アメリカの反応。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0719&f=national_0719_035.shtml
さて、極めつけは、澤穂希選手のコメントです。
19日、首相官邸を訪れ、菅直人首相に優勝報告を
行なったときのこと。
澤主将は首相へのアドバイスを尋ねられると、
きっぱり「ないです」と返答しました。
さらに、アメリカで話題になったコメント。
“We knew that what we were doing here could be
about a little more than just a football tournament.
If winning this makes one person, someone who
lost something or someone or was hurt or damaged
by the events that touched our country, feel better
for even one moment, then we have really achieved
a most special thing.
If it makes everyone happy and joyful and gives
them a reason to cheer after such difficult times,
then we have been successful.
Japan has been hurt and so many lives have been
affected.
We can not change that but Japan is coming back
and this was our chance to represent our nation and
show that we never stop working.
This is like a dream to us and we hope our country
shares it with us.”
「我々のしていることは、ただサッカーをするだけでは
ないことを、意識してきた。
我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを
失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの
気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に
特別な事を成し遂げた事になる。
こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や
喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の
成功となる。
日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は
困窮している。
我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、
日本は今復興を頑張っているのだから、そんな
日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちを
プレイで見せたかった。
今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、
我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら
幸いです」

今回のなでしこジャパンの快挙は、多くの人の
記憶に東日本大震災から立ち上がる日本の
シンボルとして残るでしょう。
「あのころ、私たちは苦しかったけれど、みんなで
力を合わせて、この国を立ち直らせたんだよ」