松本では毎年五月を「工芸月間」として、美術館、博物館、クラフトフェアなど
50の会場で工芸の企画展が開かれます。
「
工芸の五月」
今年は私も「
カリンバを作って音楽を楽しもう」というワークショップを
開きました。

簡単に作れる10音(ド〜ミ’)のタイプで、最初の練習曲として
「きらきら星」を配ったのですが、すぐに弾けるようになった
方もおられて、他の皆さんの意欲が高まったりしました。
今回は家族連れでのご参加が多かったので、終始楽しい雰囲気でした。

松本との関わりは、1988年に南松本にあった技術専門校で木工を学ぶこと
から始まりました。
今年で31回を迎える「クラフトフェアまつもと」にも、初期のころから
時々参加させてもらっているのですが、最近は競争率が高くて滅多に
出られなくなりました。
今でこそ各地でたくさん開かれている「クラフト市」ですが、松本は
その先駆けとして現在でも圧倒的な集客力(+購買力)を持っています。
5月の最終の土日には、5万人を超える人たちが来場するので、実行委員の
方々の苦労は並大抵ではないと思います。
クラフト市に出展すると他のお店を見る時間がとれないので、出展できない
時は「ゆっくり楽しんで来よう」と出かけることもあります。
今年は予定が入っているので無理かな。
松本にはもう一つ関わりがあり、私の二十五絃箏の先生がいらっしゃいます。
この7月には、私の作った「古(いにしえ)之森」という三楽章の曲を
コンサートで弾いていただくので、何回か通うことになりました。
最初は独奏用に書いたのですが、事情で二重奏にしたい、ということになり、
二、三楽章は書き上げたので、現在、一楽章に取り掛かっています。
二十五絃と十七絃という、合計四十二絃の響きになるわけで、まさに
「夢弦」です。
夢弦工房の楽器用の楽譜は「同人音楽の森」というサイトで販売している
のですが、自作の曲もあり、他の方に弾いていただけるのは嬉しいものです。
今回、作るのも楽しめましたが、聴くことも楽しみたいものです。