台湾から帰ってきて2週間たち、たまっていた注文をさばき、
やっとホームページに「旅歩記」をアップしました。
http://mugen.ehoh.net/eighthpage.htmそして今日は、台湾好きには嬉しい、こんな心温まる記事がありました。
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■台湾製パソコン基板、小さな字で「日本に神のご加護を」
産経新聞 2012.6.27 09:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120627/chn12062709570001-n1.htm 私たちの知らないところで、私たちの知らない人が、私たちが遭遇した
困難のために祈ってくれている。
東日本大震災に際して、世界中の人々から多くの救いの手が差し伸べ
られたことは記憶に新しい。が、私たちが知らないこんな話もあった。
(フジサンケイビジネスアイ)
先日、フェイスブックの会員の間で反響を呼んだ1枚の写真があった。
写真は何の変哲もないただのパソコン基板。
だがよく見ると小さな字で「GodBless Japan
(日本に神のご加護を)」と祈りの言葉が印刷してあったのだ。
基板とはパソコン内部に装填(そうてん)されている主要部品で、
普段はまったくユーザーの目に触れることはない。
そこに日本への思いやりのメッセージがあった。
会員からは次々と「ありがとう。感激です」「感動した」など
感謝のコメントが書き込まれた。
同時に、いったい誰が、何のために、パソコンの内部基板に
このようなメッセージを印字したのだろうかと、大きな話題となった。
「日本に神のご加護を」と印字された基板を搭載したパソコンを
製造したのは台湾のASUSで、同社も日本から問い合わせがあるまでは
この事実を認知していなかったようだ。
ASUSによれば、印字は同社の技術者が独断で行ったことで、
誰かは特定できていないがたぶん日本の一日も早い復興を祈って
やったのだろうとのことで、本件は黙認しているそうだ。
一人の台湾人技術者が独断で思いつき、会社の許可も得ずに印字した
日本の復興を祈るメッセージが、マスコミではなくソーシャルメディアを
通して日本人の心を揺さぶった。
「神のご加護を」は日本では一般的な言葉ではないが、英語圏では
最もなじみの深いフレーズの一つで、GodBless Japanの
スローガンはTシャツやポスターのデザインとなり、Pray For
Japan(日本のために祈ろう)とともに世界中で東日本大震災の
義援金集めの標語となった。
ASUSは台湾の大手パソコンメーカーの一つで、同社には技術革新や
イノベーションの創出と並び謙虚、誠実、勤勉を訴える社是がある。
デジタル新時代のリーディングカンパニーを目指すと標榜(ひょうぼう)
する一方で、企業人として誠実さと勤勉さを忘れまい、と明確に会社の
哲学を従業員に訴えている。
台湾の技術者は何を思って「日本に神のご加護を」という文字を
印字してくれたのだろうか?
大災害への同情心からか、日本に多くの友人がいたからか、それとも
単に日本が好きだからなのか?
そして、考えてみた。もし台湾に大災害が起こり、日本の技術者が
誰の目にも留まらないだろうからと、会社の許可も得ず、「ガンバレ台湾」と
台湾向け製品の基板にメッセージを印刷したら、会社は黙認するだろうか?
ASUSの社是「Integrity(誠実)」が重く、価値あるものに
感じられた。(実業家 平松庚三)

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今回、台湾でSIMフリーのiPadを買ってしまったけど、次のパソコンは
ASUSにしようかな。